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大分県臼杵市の人たちの有機農業をめぐる映画『100年ごはん』

有機農業に取り組む人々の映画を観て、観賞後は映画に登場したお野菜を実際に舌でも味わう、というスタイルの上映会が、映画『100年ごはん』と大林千茱萸(おおばやし・ちぐみ)監督の想いに共感した人たちによって広がっています。

大分県臼杵市は、地元の人たちがおいしい地元の野菜やお米を食べるための取り組みを、野津町と臼杵市が合併した2005年からスタート。土づくりに注目し、「草木類8割、豚糞2割」という比率で完熟堆肥をつくる日本初の施設「臼杵市土づくりセンター」を2010年に開設。年間2500トン生産される堆肥は自然の土に近く、その堆肥を用いて無化学合成農薬・無化学肥料で育てられた野菜は「ほんまもん農産物」という同市独自の認証マークがつき、同市の学校給食などで食べられています。

映画は同施設の建設時から撮影が始まり、土づくりから森づくりに至るまで、100年先を見据えた食の環境づくりを目指す臼杵の人たちの取り組みと自然を感じる記録映画を4年がかりで完成。65分という上映時間が「もっと長くもよかったのでは?」との声に、監督は「2時間にすることもできたけれど、映画を頭で理解するだけではなくて、実際に臼杵市の野菜を食べることで、心と身体で感じる機会を設けたいなと思って」と話します。

映画館以外の場所で開催されることが多いという上映会。「ほ」というマークの付いたほんまもん農産物について監督が語るイベントは、公式サイトで確認できます。8月19日に大分県大分市でトークとフード付き上映会、9月14、15日は新潟・ながおか映画祭でトークショーがあります。過去のイベントの様子は監督のFacebookで見られます。また、映画上映のみのイベントは9月7日と8日、神奈川県南足柄市(大雄山)で開催されます。専用のFacebookイベントページをご覧ください。

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【参考サイト】
100年ごはん公式サイト
9/7~8映画『100年ごはん』上映会(Facebookイベントページ)
大林千茱萸監督Facebookページ