「ウジャマー農場」・森岡雄平さん
「ウジャマー農場」・森岡雄平さん
「あめんぼ号(歩行型除草機)も持ってこようと思ったけど、今日は調子が悪かった。何でだろう」と森岡さん。6月26日、新型の乗用除草機の実演会のために訪れた豊後大野市緒方町でお話しを伺いました。
森岡さんは、有機米を1.4ha作っています。そのうち80aは合鴨除草、残りは「あめんぼ号」で除草。基肥として4月下旬に米ぬかを入れるそうです。さらに野菜1ha(大豆20a含む)と小麦(みなみのかおり、農林61号、チクゴイズミ)30a、カボス30a、全部合わせて約3haのほ場があり、作物は全て農薬・化学肥料を使わずに栽培しています。ウジャマーとは「自給を基本とした家族農業」という意味が込められているそうです。
新型除草機の見学には近くの農家の方も来られていたようで「森岡さん、全部無農薬で作ってるの、すごいね」と声をかけられ、笑顔でうなづいていました。
「どうしても森岡さんのところで研修したかった」と話す研修生の原さん(41歳)は大分市出身、原尻の滝付近の空き家を購入し、有機農家をめざして家族3人で暮らしはじめるといいます。
ところで、この日は思ったより早く緒方町に着いたので、どうしようかなと思っていたところに「宮迫石仏」の看板を発見!行くしかありませんよね!!
すぐ近くに宮迫東石仏&宮迫西石仏という二つも大きな磨崖仏のお堂がありました。「平安時代末期の作で、造形に地方独特の大らかさがある」という案内の通り地方作の石仏のようですが、「今から800年以上も前にこの地方には、これだけのスケールの磨崖仏を彫るエネルギーがみなぎっていたのか…」などとつぶやきながら拝見させていただきました。